――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  インドは新型コロナウイルス予防ワクチン2種の使用を承認し、その絶大なワクチン製造能力に脚光が当たっている。富裕国の多くは価値ある学びを得られるかもしれない。  セラム・インスティテュート・オブ・インディア(SII)は生産量で世界最大のワクチンメーカーだ。50年前に同社を創業したサイラス・プーナワラ氏は今や大富豪になっている。SIIはインドで接種されるほとんど全てのワクチンを供給するのみならず、年内に輸出が許可されれば、世界中に多くを供給するようになる可能性が高い。