米国のジョー・バイデン大統領は20日の就任演説で、新型コロナウイルス感染で亡くなった犠牲者に黙とうをささげ、この黙とうは大統領として起こす最初の行動だと表現した。「ウイルス感染の最も過酷で致命的となり得る期間に入っている」とバイデン氏は述べ、政治を脇に置いて「一つの国家として」感染拡大に立ち向かわなければならないと述べた。さらに、同盟国との関係修復を誓い、「米国人は試練にさらされ、それを乗り越えることで一層強くなってきた。同盟関係を修復し、世界に再び働きかけていく」と言明。「われわれは平和と進歩、安全保障のための強固で信頼あるパートナーとなる」と述べた。バイデン氏は演説の締めくくりで国民に対し、「常に率直でいる」ことを約束。「憲法を擁護し、民主主義を擁護し、米国を擁護する。皆さんのために全てを尽くす」と言明した。
バイデン大統領、コロナ犠牲者に黙とう 外交関係修復を訴え
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