韓国のサムスン電子は最大170億ドル(約1兆7600億円)を投じ、米国のアリゾナ州、テキサス州、ニューヨーク州のいずれかに半導体工場を建設することを検討している。同社の計画を知る人たちの発言や文書で明らかになった。このうちの1人によると、サムスンはアリゾナ州フェニックス周辺の2カ所、テキサス州オースティンとその周辺の2カ所、ニューヨーク州ジェネシー郡西部の工業団地を検討している。この事業拡張を進めるかどうかを決める際、米政府からのインセンティブを得られることが重要な要素になるという。米国は自国の半導体製造業を成長させ台湾・中国・韓国への依存度を減らそうと、多額の資金の割当先を検討している。半導体製造の新たなインセンティブは1月に成立した国防権限法(NDAA)に含まれているが、まだ資金は配分されていない。
サムスン電子、米国に半導体工場を検討 170億ドル投資
有料会員限定
あなたにおすすめ