米議会乱入事件が起きる前のドナルド・トランプ前大統領の発言を巡り、民主・共和両党の上院議員は27日、同氏に対する問責決議を行う案について支持拡大に努めた。トランプ氏が弾劾裁判で無罪評決を受ける可能性が高まったため、その代替案としたい考え。問責決議を推進しているのは、スーザン・コリンズ上院議員(共和、メーン州)とティム・ケーン(民主、バージニア州)上院議員。上院では26日、弾劾裁判の合憲性に関する採決が行われたが、民主党に同調して反対に回った共和党議員はコリンズ氏などわずか5人にとどまった。2月から始まる弾劾裁判で民主党がトランプ氏を有罪とするには、共和党から少なくとも17人の支持を得る必要がある。