韓国・現代自動車の電気自動車(EV)志向は同社株の大幅高の要因となっている。だが、他の自動車メーカーと違い、同社は従来型自動車の事業も非常に好調だ。このことが、同社株への投資に堅実感を与えている。現代自の10-12月期の営業利益は前年同期比41%増と、新型コロナウイルス禍からの力強い回復を示している。また、販売台数が減少したにもかかわらず増益を達成している。スポーツタイプ多目的車(SUV)「パリセード」や高級車ブランド「ジェネシス」などの高価格商品の需要により、営業利益率は2017年初め以来の高さとなった。だがこの業績も、既に強気だったアナリスト予想にはわずかに届かなかった。ウォン高に加え、最近発生したEVモデル「コナ」のリコールが収益への足かせとなったためだ。
現代自、EVシフトで株価好調 利益も大幅増
他の自動車メーカーと違い、従来型自動車の事業も順調
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