ネット掲示板「レディット」に集う個人投資家が仕掛けた株価の急騰に、ウォール街も一般大衆も夢中になっている。注目はそちらに集まっているものの、もっとなじみのある過熱銘柄も依然、投資家の精査に値する。米電気自動車(EV)大手テスラが27日発表した10-12月期(第4四半期)決算は、売上高が107億ドル、1株利益が24セントとなった。一般に認められた会計原則(GAAP)で、5四半期連続の黒字だ。テスラはまた、2021年は生産を前年比で少なくとも50%増加する方針も明らかにした。昨年の納車台数は約50万台だった。テスラ株は時間外取引で下落したが、忠実な株主はほとんど痛みを感じなかった。2019年5月に同社株を購入し、手放さずにいた人は、初期投資の22倍以上の利益を手にしただろう。
テスラ株、まさに元祖「ゲームストップ」
期待外れの第4四半期決算、法外なバリュエーションに警戒すべきとき
有料会員限定
あなたにおすすめ