――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  バイデン大統領は27日、石油・ガス開発向けの連邦政府所有地の新規リースを停止する大統領令に署名した。これは米国のエネルギー業界にとって悪材料だ。しかし市場もチャンスを棒に振ってしまった。  バイデン大統領就任後の最初の1週間、エネルギー業界は悪材料の嵐に見舞われた。政権は先週、物議を醸していたキーストーンXLパイプラインの建設許可を撤回し、石油・ガス開発を巡り連邦保有地のリースと許可を一時停止した。27日には新規リースを停止した。