米株式市場で最近続く動揺を背景に、運用成績が悪化するヘッジファンドが増えている。トレーダーによると、ヘッジファンド大手のメルビン・キャピタル・マネジメントやメープルレーン・キャピタルがここ最近被ったような打撃が拡大している。株式市場では空売りのポジションが膨らんでいた銘柄が高騰するケースが相次いでいる。損失を抱えたファンドはロング(買い持ち)かショート(売り持ち)かにかかわらずポジション解消に動いている。シタデルの元ポートフォリオマネジャー、ジャック・ウッドラフ氏が立ち上げた約30億ドル(約3100億円)のヘッジファンド、キャンドルスティック・キャピタル・マネジメントの年初からの運用成績は27日終了まででマイナス10%台前半となった。関係者が語った。立ち上げ初年度の2020年はプラス26%だった。
運用成績悪化のヘッジファンドが増加、米市場動揺で
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