太陽光関連株が白熱している。最も単純かつ成熟したグリーンエネルギー技術としてはなかなかの偉業だ。ただ、輝き続けることのできる企業を見つけるには、あまり目立たない場所を探すことが必要かもしれない。MACグローバル・ソーラー・エネルギー・インデックスは昨年、ドルベースの配当込みリターンが233%となった。これは、デンマークの風力タービンメーカー、ベスタス・ウインド・システムズやスペイン同業のシーメンスガメサ・リニューアブル・エナジーのリターンを大幅に上回る水準であり、S&P500種指数の15%は言うに及ばない。グリーン電力に対する世論と政治の支持が広がるにつれ、市場は数十年かかる再生可能エネルギーの普及に期待するようになってきた。UBSのベテラン公益事業アナリスト、サム・アリー氏によると、市場心理の変化にきっかけのようなものは見当たらないという。世界の多くの地域で、ソーラーパネルは最も安価な発電方法かもしれない。資産運用会社シュローダーズのポートフォリオマネジャー、アレックス・モンク氏は「場合によっては、既存の石炭発電所を稼働するよりも、新たに太陽光発電所を建設した方が安上がりなこともある」と述べている。
白熱する太陽光関連市場、銘柄選定は注意深く
ソーラーエネルギー関連株の大幅上昇、成長見込みで正当化できるようにみえるが
有料会員限定
あなたにおすすめ