米ゼネラル・モーターズ(GM)は今月、半導体が不足しているため数カ所の工場で生産を縮小する計画だ。半導体不足は世界の自動車業界に打撃を与えている。GMは3日、北米の3工場を含む4カ所の組立工場で稼働休止を予定していると明らかにした。半導体不足の影響を緩和する狙いで、大型トラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)など需要の多いモデルは生産を続けるとした。GMはこれまでに、半導体不足が同社の業務に影響する可能性があるとし、サプライヤーには昨年後半、半導体の在庫を確保しておくよう伝えていた。だが今年1月時点では生産に影響は出ていなかった。同社は、生産縮小計画については週ごとに新しい情報を公表する予定で、10日の決算発表時に詳細を明らかにするとした。