ゲーマーは既にソニー製品の争奪戦を繰り広げているが、同社が発表した好調な10-12月期決算もそれを証明するものだった。映画や音楽事業についても、その影響力が強まりつつあることはすぐに感じられるようになるだろう。日本の電子機器・エンターテインメント大手ソニーは、10-12月期の営業利益が前年同期比20%増となったと発表した。同社ゲーム製品の巣ごもり需要が追い風になった。ゲーム部門の売上高は前年同期比40%増となり、四半期の過去最高を記録。また、通期(3月決算)でのゲーム部門の営業利益も過去最高に達する見通しだ。新型ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」は生産上の障害により出荷が制限されているが、それでも10-12月期の販売台数は450万台を確保した。だが、PS5は初期のマーケティング、開発費用を差し引くと、採算性はよくないものと思われる。同四半期の増益要因はゲーム販売の増加、主にデジタルによるものだ。ゲームのデジタルソフトウエアとアドオンコンテンツ収入は前年同期比65%増。ゲームのサブスクリプションサービス「プレイステーションプラス」の利用者は同四半期に150万人増加した。
ゲーム好調のソニー、次に来るのはアニメと音楽
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