保守派向け交流サイトの米パーラーのジョン・マッツェ前最高経営責任者(CEO)は、1月29日に同社の取締役会によって解任されたと明らかにした。複数の大手情報技術(IT)企業は1月、パーラーのサイト内コンテンツが利用規約に違反しているなどとして、ホスティングサービスを停止していた。マッツェ氏によると、取締役会は現在、保守的な政治活動に資金を拠出しているレベッカ・マーサー氏が支配している。マッツェ氏は発表文で「ここ数カ月間、私の製品ビジョン、言論の自由に対する強い信念、そしてパーラーのサイト管理方法に対する私の見解について、絶えず抵抗を受けてきた」と述べた。事情に詳しい関係者によると、マッツェ氏はパーラーのオリジナルコードの多くを作成した責任者。だが同氏の解任が同社のサービス再開に向けた取り組みに即座に影響を与えるかは不明。パーラーは約1500万人の利用者を抱えている。
保守派向け交流サイト「パーラー」、マッツェCEOを解任
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