【ワシントン】米税関・国境警備局(CBP)は、9月30日までの1年間に1300万枚近くの偽造マスクを押収した。4日に公表さ予定の年次報告書の内容をウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した。背景には、新型コロナウイルス禍で個人用保護具(PPE)に対する需要が急増したことがある。  押収品にはこの他、米食品医薬品局(FDA)が禁止している検査キット17万7000個や3万8000個のクロロキンとヒドロキシクロロキンの錠剤などが含まれる。  コロナ感染を予防するとうたった「抗ウイルスランヤード」も3万7000近くあった。