米税関・国境警備局(CBP)は、9月30日までの1年間に1300万枚近くの偽造マスクを押収した。4日に公表さ予定の年次報告書の内容をウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した。背景には、新型コロナウイルス禍で個人用保護具(PPE)に対する需要が急増したことがある。押収品にはこの他、米食品医薬品局(FDA)が禁止している検査キット17万7000個や3万8000個のクロロキンとヒドロキシクロロキンの錠剤などが含まれる。コロナ感染を予防するとうたった「抗ウイルスランヤード」も3万7000近くあった。これには米環境保護局(EPA)が禁止している物質が使われている。押収品の51%は中国からのものだ。CBPは1万人を動員して、300カ所余りの入国拠点で調査を実施した。
マスクなど偽造品、米税関が大量押収 半分以上が中国製
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