ドナルド・トランプ前米大統領は4日、来週の弾劾裁判で証言するよう検察官役を務める民主党下院議員らから要請された件について、拒否する方針を示した。上院で開かれる弾劾裁判では、1月に発生した連邦議会議事堂への乱入事件に関連し、トランプ氏が暴動を扇動したかが争われる。検察官役のトップを務めるジェイミー・ラスキン下院議員(民主、メリーランド州)は書簡で、事実の主張に対してトランプ氏が反論したため、宣誓した上での証言をするよう求めると述べた。これに対してトランプ氏のアドバイザーであるジェイソン・ミラー氏は4日、「大統領は、違憲の手続きにおける証言は行わない」とした。またトランプ氏の弁護士であるブルース・キャスターとデービッド・ショーン両氏はラスキン氏への書簡で、証言の要請は「人目を引くための行為だ」と指摘した。
トランプ氏、弾劾裁判での証言を拒否 裁判の違憲性を主張
有料会員限定
あなたにおすすめ