米フォード・モーターは半導体が不足しているとして、最大の稼ぎ頭であるピックアップトラック「F-150」の減産に踏み切る。世界的な半導体不足の影響が自動車産業にも及んでいる。フォードは4日、来週はデトロイト地区にあるF-150生産工場のシフトを、現在の3つから1つに減らす計画を明らかにした。カンザスシティーの工場は、3シフトのうち2つだけ続けるとした。いずれの工場も2月15日には通常の3交代制に戻す予定だ。このところ半導体の確保を理由に、主要自動車メーカーの多くが少なくとも一部工場で減産を余儀なくされている。