ソフトバンクグループ(SBG)が出資する金融ベンチャーの英グリーンシル・キャピタルが外部投資家からの資金調達計画を数カ月延期した。複数の関係者が明らかにした。  それによると、同社は1月前半までに資金を調達したい意向だったが、早くても3月下旬までは資金調達ラウンドを完了できない見通しになった。グリーンシルが希望調達額を5億ドルから10億ドル(約1050億円)に増やしたことが延期の要因だという。  企業向けのサプライチェーン(供給網)ファイナンスを手掛けるグリーンシルは、昨年の融資額が前年比横ばいの1430億ドルにとどまり、見通しの1730億ドルを下回った。