――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  バイデン米政権のスタートは、希望に満ちているとはとても言えないものになった。同政権は発足から1カ月足らずで、既に中国、ロシア、イランとの論争に巻き込まれている。そして民主党員の多くが期待したかもしれない状況とは違って、米国の同盟諸国がジョー・バイデン大統領の2月4日の「米国が(世界の舞台に)戻ってきた」との発言を、それほど歓迎していないことも分かってきた。  アジアでは、バイデン政権の対ミャンマー政策の受けもあまり良くない。