イランは数十年にわたり、忠実な武装勢力のネットワークを中東地域で構築・操作し、同地域での軍事および政治的影響力を高めようとしてきた。  これら武装勢力はイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)の指示を受けて動くことが多く、15日のミサイル攻撃もこれまであまり知られていなかったシーア派武装組織「ガーディアンズ・オブ・ザ・ブラッド・ブリゲード」が犯行声明を出している。ロケット弾はイラク北部にあるアルビルの拠点に撃ち込まれ、請負業者1人が死亡。米兵を含む複数の負傷者も確認され、発足して間もないバイデン政権の対応が試される展開となっている。