サウジアラビアは向こう数カ月に原油生産量を増やす計画だ。政府顧問らが明らかにした。最近の大幅な減産からの方向転換となり、価格回復に自信を深めている様子がうかがえる。  サウジは先月、原油相場の下支えのため2、3月に生産量を日量100万バレル減らすと宣言し、市場では驚きが広がった。  だが政府顧問らによると、サウジは足元の価格回復を踏まえ、3月の石油輸出国機構(OPEC)総会で減産を打ち切る方針を伝える考えだ。増産は4月以降となる見込み。  政府顧問らは、状況が変われば増産計画も変更する可能性があるとして注意を促した。