経済状況や天候、公衆衛生など、将来こうした事象に変化が起こるかどうかに賭けるネット取引の誕生を目指すスタートアップ企業が、にわかに有力投資家の関心を集めている。サンフランシスコの新興企業カルシ・インクはこのほど、ベンチャーキャピタルのセコイア・キャピタルやネット証券大手チャールズ・シュワブ創業者で「チャック」の愛称で知られるチャールズ・R・シュワブ氏らから3000万ドル(約32億円)を調達した。同社は3月にプラットフォームの立ち上げを予定している。例えば、昨年の時点ですでに存在していたと仮定すると、「新型コロナウイルスワクチンが2020年末までに承認されるか」といった問いに関して、ユーザーが「イエス」か「ノー」で賭けることができる仕組みだ。
「イエスかノー」二者択一取引、新興企業が立ち上げへ
チャールズ・シュワブ氏ら大物投資家が後ろ盾
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