――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ある企業の商品の利用状況が著しく下がっている場合、その株価は過大評価になり得るか? これはクラウド電子商取引(eコマース)ソフトウエアを手掛けるカナダのショッピファイの投資家が考えるべき問いだろう。新型コロナウイルスの終息後に、実店舗が復活することはほぼ間違いない。  アナリストがなお困惑していることは明らかだ。昨年5月の時点では、ショッピファイの投資判断を「ニュートラル」とする向きが多かったが、株価はその後、倍近くに値上がり。大半のアナリストは予測が外れ、赤っ恥をかいた。