米テキサス州ヒューストンで毎年開催されるエネルギー業界の国際会議「CERAウィーク」は長年、化石燃料を巡る議論が中心で、気候変動対策やクリーンエネルギーはかやの外に置かれていた。  だが1日開幕した今年のイベントでは環境・社会・企業統治を意識した「ESG投資」や二酸化炭素(CO2)回収に話題が集中している。クリーンエネルギーに急速に移行する世界に、エネルギー業界が戸惑っている様子が浮き彫りになった。