ブロッコリーを食べよう。これこそ、先週起きたインフィニティQダイバーシファイド・アルファ・ファンドの衝撃的な閉鎖から学ぶべき教訓だ。運用資産18億ドル(約1920億円)の投資信託は、市場動向の逆を行くように設計されたデリバティブ(金融派生商品)に投資してずばぬけた成績を収めているように見えた。米証券取引委員会(SEC)は現在、同ファンドの約18%を占める複雑な資産の評価法について調査を行っている。先月22日には同ファンドの償還を停止した。つまり、投資家は同ファンドが資産価値の評価を終えるまで、資金を引き出せないということだ。ある投資家の推計によると、顧客は最終的に資金の20%かそれ以上を失う可能性がある。同ファンドは推計についてコメントを差し控えた。
高利回り米投信が閉鎖、投資家は身動きとれず
「安全」に高い利回りを稼げるというのは話がうますぎる
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