米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)は、航空機リース部門とアイルランドのエアキャップ・ホールディングスの統合で合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者の一部によると、取引の仕組みの詳細は不明だが、取引額は300億ドル(約3兆2500億円)を超える見通しだという。交渉が決裂しなければ、8日に発表されるとみられる。GEの航空機リース部門GEキャピタル・アビエーション・サービシズ(GECAS)は、エアキャップや米エアリースと並ぶ世界最大規模の航空機リース会社で、1600機余りの航空機を保有・発注している。昨年12月末時点の総資産は358億6000万ドルだった。一方、エアキャップは約1400機の航空機を保有・発注しており、S&PキャピタルIQによると、時価総額は65億ドル、調整後の企業価値は約340億ドル。