米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは、「自宅で動画配信を利用するのか、劇場に足を運ぶのか」という問題に、決定的な試金石となり得る計画を打ち出した。ディズニーは先週、スーパーヒーロー映画「ブラック・ウィドウ」の公開について驚きの計画変更を発表した。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の待望の最新作である同作の公開は、新型コロナウイルスの世界的大流行の影響を受けて当初予定日から1年延期され、今年5月7日に劇場公開予定だった。だが、ディズニーはさらに2カ月延期して、封切りを7月9日に変更した。しかも、「ブラック・ウィドウ」は公開同日に、同社の動画配信サービス「ディズニープラス」の追加料金30ドル(約3300円)がかかるプラン「プレミアアクセス」で視聴可能にするというのだ。