【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領は15日、ロシア政府などを対象とした広範な制裁措置に署名した。制裁は選挙介入からハッキングに至るまで、「ロシアによる有害な対外活動全般」への対応と位置付けられている。  2020年の米大統領選を巡っては、ロシア政府の指示で選挙に影響を与えようとしたとして、32の団体・個人に制裁を科した。  IT(情報技術)管理ソフトウエア大手の米ソーラーウィンズを介して米政府機関・企業のコンピューターシステムがハッキングされた問題については、ロシアの情報機関が実行したという「高い確信」があるとの見解を初めて示した。