米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、同社を世界有数の電気自動車(EV)メーカーに押し上げる一端を担った高級セダンに新たな命を吹き込もうとしている。「モデルS」のモデルチェンジからうかがえるのは、テスラが既存メーカーに挑戦する勢いのある新興企業から、潜在顧客の関心を引きつけておくため従来モデルも刷新しなければならない老舗へと進化したということだ。同社は10日夜、性能アップした高級セダン「モデルSプレイド」の初納車を予定している。最高速度に到達する時間が量産車では最短だとマスク氏は自賛する。テスラのウェブサイトによると、発進から時速60マイル(約97キロメートル)に達するまで2秒かからない。価格は約13万ドル(約1420万円)からだ。
テスラ、「モデルS」を刷新 高級セダンてこ入れへ
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