米航空業界は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)に苦しんだ過去と決別しようとしている。ただ、デルタ航空の場合、名前のせいで若干出遅れるかもしれない。航空各社は、経営陣が語るようにかつてない困難な一年を過ごした。コロナ禍で旅行需要が大打撃を受けたためだ。人々は一斉に旅行をキャンセルし、何カ月もの間、旅客機はほとんど空席のまま離陸した。主要航空会社では昨年、およそ350億ドル(約3兆8400億円)の損失が出た。どの航空会社も一様にトラブルに直面した。だがデルタ航空だけが、世界中で新たな感染急増を引き起こしている、非常に伝染性の強いコロナ変異株と同じ呼称を持つ悲運に見舞われている。
米デルタ航空、変異株と同名の悲運 影響は
「落ち込みは全く見られない」とCEOは話す
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