ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、コンタクトセンター(顧客対応)向けクラウドサービス大手のファイブ9を全額株式交換で買収することで合意したと発表した。同社を約147億ドル(約1兆6200億円)と評価している。  ズームは、この買収で法人顧客に対して存在感を高めるとともに、240億ドル規模のコンタクトセンター市場を取り込むことで長期的な成長を加速できるとの見通しを示した。  ズームは2019年に新規株式公開(IPO)を実施した。リモートワークや遠隔授業への移行で大きな恩恵を受けている。 。