中国が新たな核ミサイルの地下格納庫群を建設していることを示唆する衛星画像の存在を米国の研究者が発表した。同国専門家による中国のこうした動きの報告は最近では2件目となる。米シンクタンクの米国科学者連盟(FAS)の研究者2人は26日に公表した報告書で、商業衛星画像を調べた結果、中国北西部の新疆ウイグル自治区でミサイル格納庫の建設が進行中とみられることがわかったとした。衛星画像では、14カ所においてそれぞれ約1.9マイル(約3キロ)の間隔で格納庫施設が建設されていることが示されたという。さらに、建設準備のために整地されたと思われる場所が19カ所見つかった。建設地は新疆ウイグル自治区東部の哈密(ハミ)市近くで、格納庫施設は格子状に配置されていることから、格納庫の数は最終的には約110基になると研究者は推定している。建設開始は3月のもようという。