米アップルが27日に発表した4-6月期(第3四半期)決算は同四半期として過去最高益となった。新型「iPhone(アイフォーン)」などが顧客の好評を得た。4-6月期の利益は217億ドル(約2兆3800億円)となり、創業以来最高となった。1株当たり利益(EPS)は1.30ドルで、アナリスト予想の1.01ドルを上回った。売上高は前年比36%増の814億ドルで、これも市場予測を上回っている。ファクトセットが調査したアナリスト予想の平均では、2021年9月期の通期決算で利益が過去最高の860億ドルに達するとみられている。これは前年比で51%増に相当する。iPhoneが技術的進展を遂げたため長年の顧客が買い替えに踏み切った。また、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)による外出制限でノート型パソコンやタブレット端末への需要が予想を上回った。