新型コロナウイルス感染が初めて確認された中国・武漢市で、およそ1年ぶりに新規感染者が出た。中国では変異ウイルス「デルタ株」による感染が複数の地域で広がっており、武漢当局も大々的な検査に乗り出した。武漢の保健当局は3日、前日に7人の新規感染者が確認されたことを受けて検査を命じた。人口1100万人の武漢市では、2020年6月以降、感染者は報告されていなかった。一方、首都・北京の当局者は、ウイルス封じ込めに向けて北京への移動を封じた。2月以降で最も厳しい感染予防策の一環だという。ゴールドマン・サックスがノートで指摘した。国家衛生健康委員会(NHC)によると、中国は3日時点で新規感染者が90人出ている。このうち61人が市中感染だという。これにより、南京でデルタ株のクラスター(感染者集団)が発生した7月半ば以降、十数の省で約400人の感染が確認されたことになる。
中国・武漢で再びコロナ感染者、約1年ぶり
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