米ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は3日、アンドリュー・クオモ知事が複数の女性にセクハラを行ったとする調査報告書を公表した。ジェームズ氏は、若い女性らを巻き込んだ「非常に憂慮すべき」行為があったことを外部の調査官が明らかにしたと述べた。クオモ氏に対しては現・元州職員が性的嫌がらせや職場での不適切な行為の被害を訴えており、報告書はおおむねこうした主張を裏付ける形となった。報告書は165ページに及び、クオモ氏の下でセクハラの温床となる有害な職場環境がつくられたとした。外部調査官2人は5カ月間にわたる調査で179人から話を聞いたという。ジェームズ氏は3日、被害を訴えた女性らを「英雄的」とし、「この調査は州政府の根本的な仕組みと性質をむしばむような行為を明らかにした」と述べた。
NY州クオモ知事のセクハラ認定 調査報告
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