中国の教育株の急落で痛い目に遭った投資家はもう少し西、インドに目を向けるべきだ。初等・中等学校に通う生徒の数が世界最多となる同国では、オンライン教育ビジネスが盛んに行われている。中国教育株の時価総額はこの数週間で数十億ドル吹き飛んだ。中国政府が学習セクターの大半を消滅させかねない規制を発表したためだ。だが、マネーは人口の多いもう一つのアジア大国に押し寄せている。オンライン学習プラットフォームを手掛けるインドのアンアカデミーは2日、ソフトバンクグループの「ビジョン・ファンド」やシンガポールの政府系投資会社テマセクなどから計4億4000万ドル(約480億円)を調達したと明らかにした(評価額は34億4000万ドル)。アンアカデミーによると、同社の評価額はこの1年半で10倍余りに跳ね上がっている。