新型コロナウイルス感染拡大の影響で、人々の生活は大きく変化した。そうした中で「健康」への関心が高まっている。また、外出自粛を求められる状況が続き、活動が制限されることで「コロナ疲れ」を感じている人も少なくないという。

 では、自らの「健康状態」に満足している人は、どのくらいいるのだろうか。

 一般社団法人日本リカバリー協会は、全国の男女10万人(男女各5万人)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2020』を実施。その中で、「健康状態の満足度」に関する詳細な調査を行っている。

※集計期間は2020年7月21~27日。調査機関はストレスオフラボ、合同会社エンディアン。サンプル数は男女各5万人で、各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエート修正した。また今回は20年6~7月の健康状態の満足度を0~10点で回答してもらい、NPSと同様に、不満足(0~6点)、どちらとも言えない(7~8点)、満足(9~10点)でクラスタ化して分析を行った。その上で、「満足(9~10点)」と答えた人の割合を都道府県ごとに集計。ランキングを作成した。

「健康満足度が高い」都道府県ランキング
男性1位は長崎県、女性1位は鳥取県

「健康満足度が高い都道府県ランキング【男性版】」1位は長崎県で、健康状態に満足している人の割合は11.0%だった。2位には北海道、3位には宮崎県が続いた。

 また、「健康満足度が高い都道府県ランキング【女性版】」の1位は鳥取県で、同15.7%だった。2位には青森県がランクイン。3位は和歌山県だった。

 全国平均で見ると、健康状態の満足度が高い人の割合は男性が7.8%で、女性は8.1%。女性がわずかに上回ったが、男女で差はほとんどなかったといえる。