ハリウッドのストリーミング戦争に唯一参戦していない大手スタジオは、この戦場で最大の武器商人でもあるのかもしれない。ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントは競合他社と同様、ストリーミングビジネスの将来は明るいと考えている。しかし他社と違うのは、数十億ドルをかけて自社のプラットフォームで配信する作品を増やそうとしている長年のライバルに映画を販売する戦略に、同社の幹部が賭けていることだ。同時にソニー・ピクチャーズはライバル以上に映画鑑賞の復活に賭けている。同社の幹部によれば、劇場に力を注ぐことは優れた俳優を集め、ストリーミングサービスに高値で映画を売るための戦略の一環だという。ストリーミングサービスは興行収入に基づいて対価を支払うことが多い。
ソニーは「配信戦争」回避、他社に映画売る戦略
ストリーミングサービスを展開していない唯一の大手スタジオは、別の方法で利益を上げようとしている
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