北米の投票機器大手ドミニオン・ボーティング・システムズは10日、2020年の米大統領選でジョー・バイデン候補が有利になるように同社が不正操作をしたという情報を拡散され、名誉を毀損(きそん)されたとして、保守系メディアのニュースマックス・メディアとヘリング・ネットワークス傘下のワン・アメリカ・ニュース・ネットワークのほか、ネット通販会社オーバーストック・ドット・コムの前最高経営責任者(CEO)のパトリック・バーン氏を提訴した。ドミニオンはバーン氏について、同社がバイデン氏に有利となるよう得票数を操作したという誤った主張を繰り返したと訴えた。ドミニオンは利益が失われたことなどを理由に、この3件の訴訟でそれぞれ16億ドル(約1800億円)超の損害賠償を求めている。
投票集計機のドミニオン、保守系メディアなど提訴 米大統領選巡り
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