ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事がセクシャルハラスメント問題で辞任を表明したことを受け、後任にキャシー・ホークル副知事(62)が就く。同州初の女性知事の誕生となる。ホークル氏は2015年から、クオモ氏の下で副知事を務めてきたが、クオモ氏の取り巻きではなかった。内情に詳しい関係筋によると、ホークル氏はここ数日、クオモ氏の後任として知事職に就く事態に備えてきた。ホークル氏は「政府のあらゆるレベルに勤務し、後継第1位の立場にある身として、第57代ニューヨーク州知事として率いる用意ができている」とツイートした。また、クオモ氏の辞任決断に賛同するとも述べた。ホークル氏は、クオモ氏の州知事時代に大半の高官レベルの会合に関与しておらず、政策策定における役割も限定的だった。州内各地を訪れて式典に参加したり、新たな政策を告知したりするなど、政府の代表として振る舞うことが多かった。