中国の裁判所は11日、スパイ罪で起訴されていたカナダ人実業家のマイケル・スパバ被告に対し懲役11年の判決を下した。中国では、複数のカナダ人が国家安全保障に関連する2つの裁判にかけられており、今回の判決はそのうちの1件目。裁判は、中国とカナダ・米国の激しい対立の中心にある。遼寧省の丹東中級人民法院(地裁)のウェブサイトによると、スパバ被告は「国家機密を調査し、(外国勢力に)不法に提供した」罪で有罪となった。同被告は約7700ドル相当の個人資産も没収されるという。丹東中級人民法院では3月にスパバ被告の裁判で数時間の審理が行われ結審した。ただ国家機密に関わるため非公開だった。カナダのジム・ニッケル駐中国副大使は11日に北京で行われた記者会見で、スパバ被告は10日以内に上訴できると述べた。
中国裁判所、スパイ罪でカナダ人に懲役11年
ファーウェイCFOの身柄拘束に報復との見方
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