ミッチ・マコネル米上院院内総務(共和、ケンタッキー州)は、約1兆ドル(約111兆円)のインフラ法案が上院を通過したことについて、ジョー・バイデン大統領の支援が後押しとなったことを認めた上で、これ以外の分野で共和党が民主党に協力する余地は大きくないとの考えを示した。マコネル氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、2022年の中間選挙を控えて同氏が民主党の政治的勝利を手助けしているとのドナルド・トランプ前大統領や他の共和党員からの批判を一蹴した。同氏は「インフラは共和党員と民主党員いずれからも支持されている」と指摘。「米国民は分断され、上院は50対50、下院は僅差で分断した状態をもたらした。ここから得られるメッセージは、『全く何もするな』ではないと考えている。もし合意の可能性がある分野を見つけようとするなら、インフラ以上のものは考えられない。インフラは切に必要とされている」と述べた。