米疾病対策センター(CDC)は11日、妊娠中の女性が新型コロナワクチンを接種しても、流産のリスクが通常の場合より高くなることはないとする新たな分析結果を発表した。CDCは、妊娠中でも接種を受けるべきだとの見解を改めて示し、授乳中や妊娠を計画している場合でも接種するよう推奨した。ロシェル・ワレンスキーCDC所長は声明で「ワクチンは安全かつ効果的だ。感染力が高いデルタ型が広まり、未接種の妊婦が新型コロナに感染して深刻な事態となるケースが見られる中で、接種を増やすことはこれまで以上に重要だ」と述べた。CDCの調査によれば、妊娠20週目までに「メッセンジャーRNA」型ワクチンを接種した約2500人の妊婦のうち、流産したのは13%だった。通常、流産の確率は平均11~16%だという。
新型コロナワクチン、流産のリスク高まらず=CDC
有料会員限定
あなたにおすすめ