オンラインでは無料のゲームフォーラムが楽しめるだけでなく、ユーチューブでギター演奏のチュートリアルを視聴でき、インスタグラムではインテリアのヒントが得られる。そんな時代に、「PCゲーマー」や「ギタープレーヤー」、「ホーム&ガーデンズ」などの雑誌を販売することは、過去のビジネスのように思えるかもしれない。だが、英出版社フューチャーはそこに新たな命を吹き込んでいる。同社では、上記の雑誌に加えて、名高い「ホース&ハウンド」や「テックレーダー」誌などのオンライン版が好調だが、数年前は収支を合わせるのがやっとの状態だった。それが今では、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でインドアホビーのブームが起きたおかげで、2021年の売上高は1億4000万ポンド(約214億2700万円)を超え、純利益率は23%になると予想されている。
「マリ・クレール」出版元、ネット事業好調のわけ
英出版社のフューチャー、投資家も「バック・トゥ・ザ・フューチャー」か
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