米食品医薬品局(FDA)は一部の免疫不全患者を対象に、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)承認に近づいている。事情に詳しい関係者らが明らかにした。変異株「デルタ株」によって感染が拡大する中、政府がワクチン戦略を見直す形となる。  関係者の1人によると、FDAは早ければ12日にも判断を下す可能性がある。免疫不全患者は一般的な人と比較し、新型コロナワクチンから得られる効果が低い傾向があるため、FDAが追加接種の承認に近づいているという。