米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが12日公表した4-6月期(第3四半期)決算は大幅増収となった。テーマパークや映画館に客足が戻っていることが支援したほか、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の契約者数が予想以上に伸びた。売上高は45%増の170億ドル。比較対象の前年同期は新型コロナウイルス禍で世界各地でロックダウン(都市封鎖)が導入されていた。売上高は2019年4-6月期の202億ドルは下回ったが、ファクトセットがまとめた市場予想の167億6000万ドルは上回った。Disney+の契約者数は1億1600万人と、4月3日時点の1億0360万人から増えた。ファクトセットの市場予想は1億1520万人だった。投資家は経済の再開に伴い外出の機会が増える中で、動画配信サービスがどこまで成長できるかに注目している。