新型コロナウイルスの発生源を探る世界保健機関(WHO)調査団のトップとして今年に入り中国を訪問したデンマークの食品安全専門家が、初のクラスター感染が確認された武漢市の市場近くにある研究所について、さらなる調査を要求した。ピーター・ベン・エンバレク氏はデンマークの国営放送とのインタビューで、武漢の疾病対策センターが運営する研究所に関し、調査団はさらに情報を集めるべきだと発言した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は同氏の発言内容を確認した。WHOの調査団は2月、武漢研のさらなる調査は必要ないとの見解を示していたが、ベン・エンバレク氏の今回の発言は調査団のメンバーとしてそうした見解から最もかけ離れたものとなる。
コロナ起源、武漢研のさらなる調査要求=WHO調査団トップ
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