――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国で最も大きな負債を抱えた不動産開発大手のトラブルは、収束にはなお程遠い。   中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)の株価は今週に入り11%上昇している。電気自動車(EV)部門や不動産管理部門などの上場子会社の株式を一部売却する交渉を行っているとの発表が好感された。だが、同社の財務状況は依然として厳しい。同社株は昨年7月から80%近く下落した。社債もディストレスト債の水準で取引されている。中には額面の半分にも満たないものもある。