ウォルト・ディズニーは今、人々を自宅で楽しませつつ、再び外に誘い出すという厄介な両立を余儀なくされている。直近四半期の決算は、同社がその両方にたけていることを証明した。7月3日を期末とするディズニーの第3四半期決算では、重要なストリーミング事業の成長加速と、テーマパークの力強い回復基調の両方が示された。比較対象となる前年同期は事業活動が全面的に閉鎖されていたため、その反動が大きかった。国内外を合わせたテーマパークの売上高は、前年同期比867%増の約32億ドルとなった。これはアナリスト予想も上回った。さらに、国内のテーマパークがコロナ禍以降で初めて、わずかながら増益となったことも予想外だった。同四半期に、南カリフォルニアにあるディズニーランドリゾートが再開したことが大きかった。