ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムのメンバー1000人余りが、7年前に同国北東部の都市チボクで拉致した少女2人と共にナイジェリア政府に投降した。治安当局者や仲介役は、ナイジェリアで長期にわたり続く紛争が新局面を迎えたとの見方を示した。ルース・ポグさんとハッサン・アダムさんは2014年4月、他の274人の少女と共に学生寮から拉致された。この事件を受けて、全世界に少女らの解放を求める「#BringBackOurGirls」という運動が巻き起こった。2人はサンビサ森林地帯にあるボコ・ハラムの拠点から、拘束されている間に産んだ子どもや、夫を自称する男性らと共に現れた。ボコ・ハラムと対立する過激派組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」との抗争が激化する中での投降だ。昨年チボクで拉致された別の女性も一緒だった。
ボコ・ハラム1000人が投降、拉致の少女2人解放
対立する過激派組織「ISWAP」と抗争激化、大量の離反者生む
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