米半導体大手インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、業界再編が進む中で同業他社を買収することへの意欲を示した。一方、インテルの買収候補の上位に挙げられるファウンドリー(半導体受託製造)大手の米グローバルファウンドリーズは新規株式公開(IPO)に向けた準備を進めている。ゲルシンガー氏はインタビューで、「業界で統合が起きるだろう」指摘。さらに「こうした傾向は今後も続く」とした上で、インテルが主導的な役割を演じる見通しを示した。インテルは合併・買収(M&A)をてこに事業を再建する方針という。インテルがグローバルファウンドリーズの買収に向けて交渉を行ったことをWSJは伝えている。関係者によると、グローバルファウンドリーズが上場に注力する中で、交渉は停滞した。