米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官が23日、アフガニスタンの首都カブールでイスラム主義組織タリバンの共同創設者アブドゥル・ガニ・バラダル氏と秘密裏に会談していた。米当局者が明らかにした。同国では、米軍撤退期限の31日までに米国人や米国に協力したアフガン人を出国させる取り組みが思うように進んでいない。  会談の詳細は明らかになっていない。バーンズ氏が危機管理外交に乗り出した背景には、バイデン米政権がカブール空港からの避難支援を継続するため撤退期限を延長するかどうかを検討していることがある。タリバンは23日、期限延長を受け入れない考えを示した。